子どもたちが省エネに挑戦するＮＰＯ・国際芸術技術協力機構の
「キッズＩＳＯ１４０００Ｓ」事業で、松山市土居田町、雄新中学
校（保手浜勝彦校長）の１年生１４５人に１２日、同機構から
「マネージメント能力評価」が与えられた。
　松山市が環境啓発の一環として参加。市内の７小中学校の児童生
徒が入門編に挑戦。夏休み以降２週間、各家庭で電気や水の節約、
ごみ削減などに取り組み、成果を同機構に送っている。
　同校の生徒代表８人に、事業に協賛する松山白鷺ライオンズクラ
ブ（明関一博会長）から「貴重な体験を地球環境のために役立てて
ください」と取り組みを評価する文書が手渡された。
　玉井大輝君（１３）は冷蔵庫のドアを開け放しにしないよう気を
付けた結果、年間換算で重油４８リットル分の節約ができた。
　シャワーの水をこまめに止めた宮田隆一君（１３）は「少しのこ
とでも節水できるんだと分かった」と話し、「あなたは家庭の素晴
らしい環境マネジャーになれる素質を持っています」という評価を
笑顔で見つめていた。